コーヒーは、手間をかけて味わいたい。

先日コンパクトなコーヒーミルを購入しました。

「違いがわかる男」とは対極にある私は

なんでも美味しくいただくことができます(笑)


以前はインスタントコーヒーで済ませていた私が

数年前からドリップしてコーヒーを飲んでいます。

そして今はミルを使って豆を挽き始めています。


BRITA」を手に入れて「水」にもこだわり始めています。

でもこれはコーヒーを美味しく味わうためではありません。


BRITA」は「ペットボトル」への依存を断ち切りたかったからです。

たとえ「水道水」からであっても

自分の手で美味しい水を手に入れたかったということなのです。


ミルを手に入れドリップすることも味へのこだわりではなく

ひと手間をかけているその時間そのものが

とても豊かであると感じるようになったのです。


自分でモノをつくることの喜びを求めているのかもしれません。


「めんどうなこと」とおもっていたそれにかける時間そのものが

とても味わい深い豊かな時間であると思うのです。


「男子厨房に入らず」の明治男とちがい

江戸時代の男たちは

料理も裁縫も自分でできる自立した存在であったそうです。

そうした自立した人々が

またお互いに助け合う深い心の交流をも楽しんでいた時代のようです。


もちろん私が定年退職をした男。

お金はなくても時間はいっぱいあるという立場があって

初めてなせることかも知れません。


でも私はこれを現役時代・30歳代の頃から

行っていたら楽しかっただろうと思っているのです。


畑で自分で野菜が育つのを見守ること。

炊事。

洗濯。

お掃除(部屋の片付けは苦手で目下の課題です)も

いまは自分でしています。


コーヒーもひと手間かけて自分でいれる。

それがいちばん気持ちが良いのです。


いままで時間を節約して

その代わりに得たモノはと考えたとき

失ったモノの方が多かったのではないのかとも思うのです。


もちろん自分でいれたコーヒーも

美味しさはともかくとして

ゆっくり時間をかけて味わいたいのです(笑)


今日も幸せ

明日も幸せ。


たなかやすひこ

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