三角関数の解法より、三角関係の解消法を!

11月22日(2015年)に開催された「第28回紙芝居講座」(主催:紙芝居文化の会)で

汐見稔幸先生のお話を聴くチャンスをいただきました。

コンピュータが出現しインターネットが普及し

大いなるメディア革命の真っ只中に私たちはいます。


しかるに学校の学習は

メディア革命のずっと前のままの内容でつづけられていて

社会に出て役に立つものは全く学ぶことがないままです。


「三角関数の解法を学ぶよりも

 三角関係の解消法を学ぶ方が大切です。」


ユーモアあふれる汐見先生のジョークとも思えることばですが

わたしは本当にその通りだなあと思ったのでした(笑)


私たちの世代や、その親の世代のころの学校は

家庭では見ることのできないもの

学校だから使えるものの宝庫であったような気がします。


例えばそのころのピアノも

テープレコーダーも田舎の一般家庭では

お目にかかれないものでした。


大学を卒業している人も

学校の先生とお医者さんくらいのものでした。


学校という場そのものが憧れの場でもありました。


汐見先生はこれから大切なことは

コミュニケーション力などのように


コンピュータなどでは出来ない感情による情報処理

感情をベースにした価値判断や

感情に基づいたデザイン力をやしなうことが

これからの教育に必要なものであるとおっしゃっていました。


また21世紀は、依存症から脱皮する。

自立性を取り戻す時代であるとも示唆されていました。


人間の感情もメディア革命のさらなる進展によって

翻弄されながらも成長をつづけていくものなのですから。


今日も幸せ

明日も幸せ。



たなかやすひこ

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